西洋ヤナギ
基本情報
商品情報
記載名称 | 西洋ヤナギ 英:Willow bark |
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企画成分 | |
形状 |
原料情報
摂取目安量 | |
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その他 |
商品説明
西洋ヤナギは、古くから熱や痛みを緩和する作用があるとされており、中世のドイツやヨーロッパ、南アメリカでは伝統療法に用いられてきた植物です。
西洋ヤナギの樹皮に有効成分のサリシンが存在しており、このサリシンがサリチルアルコールに代謝されて、さらにサリチル酸に転換されます。
このサリチル酸が、鎮痛・解熱・抗炎症作用を示すといわれています。
臨床試験では、腰痛、変形性関節症、関節リウマチに対するデータが報告されています。
現在では、植物療法の一つとして利用されているほか、サプリメントなどに配合する成分として幅広く利用されています。
西洋ヤナギの作用
西洋ヤナギの樹皮には、有効成分としてサリシンが存在しています。
サリシンは、サリチルアルコールに代謝され、サリチル酸に転換されますが、このサリチル酸が、鎮痛・解熱・抗炎症作用を示します。
また、サリチル酸をアセチル化したものがアスピリン(アセチルサリチル酸)ですが、サリシン240ミリグラムがアスピリン87ミリグラムの働きに相当するといわれています。
また、西洋ヤナギの樹皮にはサリシンの他に、フラボノイド類やタンニン類が存在しています。
西洋ヤナギ樹皮のアルコール抽出物は、シクロオキシゲナーゼ活性を阻害することで、プロスタグランジン産生を抑制し、痛みの発生を抑えてくれます。
そのほか、リポキシゲナーゼ阻害作用やプロスタグランジン放出抑制作用、サイトカイン放出抑制作用、抗酸化作用があることがわかっています。
西洋ヤナギは、血小板凝集阻害作用も持っていますが、その作用はアスピリンと比べると弱いです。
西洋ヤナギの安全性と摂取ポイント
伝統医療に利用されてきた薬用植物であるため、安全性は比較的高いと考えられています。
現時点では、適切な品質の製品を用法・用量を守って利用する場合、特に問題となる有害事象は報告されていません。
しかし、ハーブに対してアレルギーや過敏症を引き起こす可能性もあるため、注意が必要です。
また、サリチル酸による胃腸障害の副作用も知られているため、サリシンでも同様の症状が起こると考えられています。
アスピリンアレルギーの場合は、摂取を避けるようにしてください。
そのほか、医療品と併用する際に、理論上の相互作用が考えられるため、何らかの薬を服用中の場合は、念のため主治医に相談するようにしましょう。
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