オリゴ糖
基本情報
商品情報
記載名称 | オリゴ糖 英:oligosaccharide |
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企画成分 | |
形状 |
原料情報
摂取目安量 | |
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その他 |
商品説明
オリゴ糖とは、グルコース(ブドウ糖)やフルクトース(果糖)などの単糖が3〜10個ほどつながったものをいいます。
主に、腸内環境を整えるなど、さまざまな生理活性のある成分として研究されてきた成分です。1899年に、健康な母乳栄養児の便からビフィズス菌を分離したことがきっかけで、腸内細菌の研究が進み、母乳中のビフィズス増殖因子と呼ばれていました。その後、さまざまなオリゴ糖が発見されています。
「消化性」と「難消化性」に大別されますが、難消化性オリゴ糖は、ビフィズス菌や乳酸菌などの有用菌を増やす「プレバイオティクス」としての作用が注目されています。
腸内環境を整え、便秘の予防や改善への働きが期待される成分
オリゴ糖は、便秘の予防や改善に働き、おなかの調子を整える特定保健用食品として認可されています。特に、難消化性オリゴ糖は単糖に分解消化されないため、血糖が増加せずインスリンの分泌が起こりません。そこで、血糖値を上げにくい甘味料として利用されています。また、虫歯予防効果が期待されるといわれています。また、砂糖と比べて甘みが少ないことが特徴です。
腸内に届いたオリゴ糖は、腸内細菌により分解され、ビタミンK、B1、B2、B6、B12、ビチオン、葉酸などが生成されます。
大豆オリゴ糖は、大豆をもとに分離・精製してつくられるオリゴ糖で、消化性と難消化性に分類されます。
フラクトオリゴ糖は、スクロースにフルクトースが1〜3個結合した難消化性オリゴ糖です。
ガラクトオリゴ糖は、ラクトースにガラクトースが結合したオリゴ糖で、母乳に多く含まれているといわれています。
マルトオリゴ糖は、グルコースが2〜7分子直鎖状に結合したオリゴ糖で、デンプンを酵素で分解してつくられます。
パラチノースは、スクロースに転移酵素を利用させて結合の仕方を変えた二等類の一つです。天然では、蜂蜜、さとうきびに含まれています。これは、分解が遅く血糖値を急上昇させないため、糖尿病の人におすすめだといわれています。
トレハロースは、グルコースが2分子結合した二糖類です。トレハロースは、虫歯予防のほか、熱や酸に強いため、食品の品質保持、化粧品や医薬品などの変質防止にも利用されています。
摂取のポイントと安全性
通常の食材に由来される成分であるため、安全性は高いとされています。ただし、オリゴ糖の過剰摂取は下痢の原因となるため、1日の目安摂取量の範囲で摂取することが推奨されています。
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