レシチン
基本情報
商品情報
記載名称 | レシチン 英:lecithin |
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原料情報
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その他 |
商品説明
レシチンとは、脳や神経組織、肝臓に多く含まれているリン脂質の一つで、細胞膜の主要な構成成分として、さまざまな生理機能を担っています。
また、脳や神経、細胞膜の情報伝達物質としてそれぞれの機能調節をつかさどっているほか、肝臓の代謝活動にも深く関わっています。
レシチンは、グリセリンに2分子の脂肪酸と1分子のコリン、リン酸が結合した構造をしており、ホスファチジルコリンとも呼ばれています。
そのため、レシチンは厳密にはホスファチジルコリン(PC)のことですが、サプリメントなどで「レシチン」と表記されている場合、PCを10~20パーセント含むリン脂質混合物を指すことが多いです。
レシチンを多く含む食品の代表格は、大豆と卵黄です。
これらを食べることで効率よく摂取できますが、大豆レシチンのカプセル剤やレシチンベースのサプリメントも販売されています。
また、プロテインやビタミン剤をはじめとする各種健康食品にも配合されています。
レシチンは、水と脂を混ざりやすくする乳化性と潤滑性という2つの性質を持っているため、お菓子の添加剤にも使用されています。
レシチンの作用
レシチンは、リン酸、グリセリン、脂肪酸、コリンで構成されています。
リン酸とコリンの部分は水に溶けやすい親水性であり、脂肪酸とグリセリンの部分は親油性です。
これによって、本来は溶け合わない水と脂が、レシチンの介在によってよく混ざるようになるのです。
また、脂が水に乳化すると、脂肪(脂質)の代謝が活発になり、動脈硬化や高血圧を予防することができると考えられています。
乳化性によって脂肪の代謝を促進するため、肥満の予防や解消も期待されています。
さらに、経管栄養を行っている患者の肝臓脂肪症の改善にレシチンの経口摂取が有効であるという報告があります。
また、レシチンは脳に多く存在することから「脳の栄養素」とも呼ばれています。
レシチンは、神経伝達物質であるアセチルコリンのもとになる物質ですが、この働きによって、物忘れなどの認知症の予防に役立つと考えられています。
そのほか、ビタミンAやビタミンEなど、脂溶性のビタミン吸収を高めてくれます。
レシチンの水和物は、皮膚炎と乾燥肌の保湿として利用されており、皮膚炎と乾燥肌に対する有効性を示す研究報告もあります。
レシチンの安全性と摂取ポイント
通常の食材に由来する成分であるため、特に問題となる健康被害や副作用は知られていません。
しかし、まれに嘔気や嘔吐、下痢などの症状が現れることがあります。
また、卵や大豆にアレルギーを持っている人は、アレルギー性皮膚反応を起こす可能性があるため注意が必要です。
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