イソマルトデキストリン
基本情報
商品情報
記載名称 | イソマルトデキストリン 英:iso maltodextrin |
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企画成分 | |
形状 |
原料情報
摂取目安量 | |
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その他 |
商品説明
イソマルトデキストリンとは、でんぷんから酵素の力でつくる水溶性食物繊維の一種で、グルコース(ブドウ糖)のみから構成されているのが特徴です。(株)林原が開発した原料で、でんぷんを熱や酸で切らずに酵素で切って繋いで製造されるものです。
水に溶けやすく、粘度や色、におい、甘味がほとんどないことから、さまざまな食品・飲料に配合することが可能です。
栄養素である食物繊維には、1日辺り男性で19g以上、女性で17g以上と摂取目標量が定められていますが、日本人の平均として1日あたり約7〜9g不足しています。
イソマルトデキストリンは、幅広い食品に配合されることで食物繊維を自然に取ることができるため、慢性的な食物繊維不足を解消する素材として期待されています。
イソマルトデキストリンの作用
主な作用としては、血糖上昇抑制作用、血中中性脂肪上昇抑制作用、整腸作用、免疫調整作用、などが確認されています。
食物繊維は、ヒトの消化液や消化酵素で消化されにくいため、大腸まで到達することで、さまざまな生理作用を発揮することが確認されています。
そのなかでも、イソマルトデキストリンのような水溶性食物繊維は腸内細菌の餌になりやすく、腸内フローラを良好な状態に保つことが報告されています。
そのため、腸を起点としたさまざまな生理作用が期待されています。
例えば、ラットの研究では、イソマルトデキストリンを摂取することで腸内フローラへ影響を与え、ビフィズス菌の数が劇的に増えたことが分かっています。
また、ヒトによる研究では、イソマルトデキストリンを摂取することで、便通が改善されることが確認されています。
そのため、腸内フローラが改善されれば、便秘や下痢の改善効果にもつながると考えられています。
さらに、腸内環境の改善に伴い、免疫力の強化、血糖値の上昇抑制の作用が報告されています。
イソマルトデキストリンの安全性と摂取ポイント
トウモロコシなどのでんぷん植物由来の成分であるため、安全性は高いと考えられています。
また、イソマルトデキストリンは、株式会社林原が開発した新しい水溶性食物繊維であるため、食物繊維補給や健康機能訴求での利用の期待が注目されています。
また、血糖上昇抑制作用、中性脂肪上昇抑制作用などについては、難消化性デキストリンの約半分位の摂取量(約3g/日)で効果が期待できます。
さらに、イソマルトデキストリンは、米国食品医薬品局(FDA)より、一般的に安全な食品であると認められるGRAS(Generally Recognized As Safe)の認証を受けています。
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