機能性食品原料

ヒスチジン

ヒスチジン

基本情報

商品情報

記載名称 ヒスチジン 英:histidine
企画成分
形状

原料情報

摂取目安量
その他

商品説明

ヒスチジンとは、たんぱく質を構成するアミノ酸の一つです。

発育に欠かせないアミノ酸で、大人は体内で合成できるものの、子どもの間は合成できないため必須アミノ酸に分類されています。

主に、鶏肉、子牛肉、ハム、イワシ、カツオ、マグロ、チーズ、ドライミルクなどの食品に多く含まれています。

特に、魚に多く含まれており、かつお節20グラム当たり1グラムのヒスチジンが含まれています。(ただし、含有量の差は大きいです。)

ヒスチジンは、成長に関与するとともに神経機能に働きかけるほか、慢性関節炎の緩和、脂肪燃焼作用などが期待できます。

 

ヒスチジンの作用

 

ヒスチジンは、発育に欠かせないアミノ酸です。

大人は体内で合成できますが、子どもは合成できないため食品から摂取することで成長促進の効果を得ることができます。

また、ヒスチジンが吸収された後、脳内に入りヒスタミン脱炭酸酵素によりヒスタミンになります。

ヒスタミンは発疹やアレルギーを引き起こす生体内物質ですが、脳内でのヒスタミンの働きの一つとして食欲抑制作用が知られています。

また、ヒスタミンが脳内に入ると満腹中枢に作用して食欲を抑制し、交感神経を刺激して脂肪燃焼を促進します。

ヒスチジンは、体内で交感神経を刺激するヒスタミンに変換され、外傷や薬により血管を拡張する作用があります。

そのため、慢性関節炎の痛みやストレスを緩和が期待できます。

また、虚血性脳障害の予防や透析による貧血の治療効果などが報告されています。

 

ヒスチジンの安全性と摂取ポイント

 

ヒスチジンは、天然由来の成分であるため、適切に摂取する場合は安全であると考えられています。

成人の推定必要量は、体重1キログラム当たり1日10ミリグラムです。

子どもの場合、ヒスチジンは体内で合成されないため不足すると成長不良や神経機能の低下につながります。

また、大人でもヒスチジンが不足すると、体内の窒素バランスが乱れて皮膚疾患や神経系に異常が現れることがあります。

逆に、過剰摂取してしまうとヒスタミンの血中濃度が増加し、ぜんそくやアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を持っている場合、強いかゆみやじんましん、さらにはショック症状を引き起こす可能性があるため注意が必要です。

また、妊娠中・授乳中の安全性は確認されていないため、摂取を控えるようにしてください。

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