コンドロイチン
基本情報
商品情報
記載名称 | コンドロイチン 英:chondroitin sulfate |
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原料情報
摂取目安量 | |
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その他 |
商品説明
コンドロイチンとは、軟骨や靱帯(じんたい)、角膜、血管壁など、体の弾力のある場所に存在するムコ多糖です。
語源は、ギリシャ語で「コンドロス」といい、「軟骨のもと」という意味で知られています。
コンドロイチンはたんぱく質と結合して、軟骨や皮膚など、体内に多く存在していますが、動物の細胞や繊維、臓器などを結びつけて、それらを維持・保護し、栄養や水分を吸収する役目を果たしています。
また、生体内分布が広く、関節軟骨や骨などのほかに、脳神経組織などほとんどの臓器や組織に含まれており、重要な機能を担っています。
特に、軟骨を構成しているコンドロイチンは、コラーゲンやヒアルロン酸などとともに、クッション作用に重要な役割をしています。
コンドロイチンは、鶏の皮、豚、牛、鶏の軟骨、ナマコ、ウナギ、ドジョウ、フカヒレなどの動物性の食品に多く含まれています。
コンドロイチンの作用
コンドロイチンは、グルコサミンなどから構成される一連の分子、グリコサミノグリカンの一つです。
コンドロイチンは大きな分子であるため、消化管からの吸収効率はよくありません。
また、血中のコンドロイチンは、リンパ液を介して血液循環に入る経路が推測されています。
コンドロイチンは、成長期には体内で生成されますが、加齢とともに体内での生成量が減少するため、食材やサプリメント等で補給する必要があります。
多くの医薬品にも使われており、関節の痛みや代謝を正常化させるなどの作用が報告されています。
そのため、ネフローゼ症候群や関節リウマチ、神経痛、五十肩、脱毛症、夜尿症などの薬にも活用されています。
さらに、コレステロールと過酸化脂質を除去することから、動脈硬化防止、骨折の治療促進などに用いられた研究もあります。
そのほか、鎮痛剤や非ステロイド系抗炎症薬との併用で、関節痛や膝の変形性関節症患者の痛みが軽減したという報告もあります。
さまざまな基礎研究において、抗炎症作用や脂質代謝改善作用、抗動脈硬化作用、抗血栓形成作用などが示されています。
コンドロイチンの安全性と摂取ポイント
食事からの摂取量だけではコンドロイチンの作用をあまり期待できないため、コンドロイチンを含んだサプリメントが多用されています。
現在、販売されているサプリメントでは、主にサメの軟骨や牛の軟骨を原料にしています。
また、関節の痛みなどに対して使用する際は、変形性関節症や腰痛に効くとされているグルコサミンを併用することが多いです。
一般には、特に問題となる健康被害や副作用は知られていませんが、胸やけや下痢などの消化器症状が現れることがあります。
ただし、臨床試験におけるこれらの症状は、プラセボ類と同程度であり、コンドロイチンによる症状とは限らないと考えられています。
また、他のサプリメントや医薬品との相互作用は報告されておらず、併用は問題ないとされています。
しかし、高用量のコンドロイチン利用する際は、抗凝固作用を持つ薬の増強作用が考えられるため注意が必要です。
何らかの医薬品を服用している場合は、念のため主治医や専門家に相談するようにしましょう。
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